社内結婚の末に出産し、職場へ復帰した夏目。
仕事と子育てに追われる毎日のなか、夫婦の関係はいつの間にか冷え切っていた。
そんなある夜、酔いつぶれた彼女が目を覚ますと、そばにいたのは部下の中島。そこで夏目が口にするのが、この作品を象徴するような言葉だ。
「フェラチオは浮気じゃないよね?」
普通なら完全にアウト。
でも本人のなかでは、なぜかそこに境界線が引かれている。
この妙にズレた貞操観念こそが、作品全体を動かしていく。
最初は酒の勢いだったはずなのに、その距離は職場でも元には戻らない。そしてホテルへ――。
「既婚者だからダメ」という理性と、「ここまでは浮気じゃない」という自分勝手なルール。その危うい綱引きを、夏目彩春が演じている。
【蔵人からのひとこと】
個人的に面白かったのは、単純な「人妻の不倫もの」ではなく、夏目彩春本人がどこかあっけらかんとしているところ。
罪悪感いっぱいで一線を越えてしまう人妻とは少し違う。
「これは浮気じゃないから」
そんな理屈で自分を納得させながら、部下との距離だけがどんどん近くなっていく。この設定がなんとも背徳的。
そして夏目彩春といえば、やっぱり大人の女性らしい落ち着いた雰囲気。
今回のような「結婚して子どももいる女性」「職場では上司」という役柄との相性がいい。派手な設定を押し出すというより、普通に会社にいそうな人妻上司だからこそ、その裏側とのギャップが効いている。
ユーザーレビューでも評価されているのは夏目彩春のルックスやスレンダーなスタイル。そして何より、タイトルにもなっているシチュエーションそのもの。
レビューを見る限りストーリーへの評価は多少分かれているものの、彼女のファンや、人妻・女上司・職場から始まる背徳的な関係が好きな人には、かなり分かりやすい一本だと思う。
「どこからが浮気なのか?」
そんな問いに、とんでもなく都合のいい答えを出してしまった人妻上司。
その危うさを楽しむ作品だった。
レビュー内容は【蔵人】個人の感想です。
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