※この物語はフィクションです。登場人物・団体・状況はすべて架空のものであり、実在の人物・団体・施設等とは一切関係ありません。
登場人物はすべて20歳以上の成人として描かれています。18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。

狭い僕のワンルームに、安物の香水と、彼女の生々しい体温が混ざり合う。ライブを終えたばかりの彼女が、「疲れちゃった」と壁に身を寄せた。
ツインテールの隙間から覗くうなじには、まだステージの熱気が残っている。
ピンクのキャミソール越しに伝わる、彼女の少し荒い鼓動。パトロンがついたという噂は、僕の耳にも届いていた。
潤沢な資金で彼女を支える、見知らぬ男の影。けれど、今こうして縋るような瞳で僕を射抜いているのは、間違いなく彼女自身の意志だった。
「ねえ、こんな私の顔…パトロンのあの人には、絶対に見せない顔だよ……」
その言葉で、彼女はパトロンと肉体で繋がっているのだと、まざまざと想像させられた。
見知らぬ男が、この柔らかな肌を、僕の知らない夜に貪っているという事実。それは彼女が夢を掴むための、避けては通れない通過儀礼なのだと、頭では理解していた。割り切らなければ、この関係は続けられない。
けれど、彼女の口から漏れたその言葉が、奇妙なほど僕の神経を逆撫でし、同時にどうしようもないほど興奮を煽り立てた。
他の男の影がちらつくほどに、今、目の前で僕だけに向けられている彼女の熱情が、より淫らに、より価値あるものに思えてくる。
壁にもたれた彼女の、デニムから覗く無防備な太ももに手を這わせる。
指先に伝わる滑らかな肌の熱さが、僕の理性を焼き尽くしていく。
他の誰でもない、僕だけが知る彼女の「真実」を、この手で確かめずにはいられなかった。








※本記事に掲載されている画像はすべてイメージです。モデルは20歳以上であり、演出・フィクションを含んでいます。