※この物語はフィクションです。登場人物・団体・状況はすべて架空のものであり、実在の人物・団体・施設等とは一切関係ありません。
登場人物はすべて20歳以上の成人として描かれています。18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。

放課後の誰もいない教室。黒板の前に立つ彼女の背中を、僕はただ黙って見つめていた。
チョークが弾ける乾いた音と、彼女から漂う甘く知的な香りが、夕暮れの静寂を濃密に変えていく。
ぴったりとした黒のタイトスカートが、彼女の豊かな曲線を鮮やかに描き出す。
教卓に手をつき、前かがみになった瞬間、張り詰めた生地越しにその柔らかな輪郭が強調された。
歩くたびに擦れ合う、ストッキングの微かな衣擦れの音。その逃げ場のない視覚の暴力に、僕の鼓動は不規則に跳ね上がる。
不意に振り返った眼鏡の奥の瞳が、少しだけ熱を帯びて僕を射抜く。
「……まだ、帰らなくていいの?」と微笑む唇。
その艶やかな問いかけに、かつての純粋な憧れは、もう形を変えていた。夕日の差し込む教壇の上で、僕らの境界線がゆっくりと、音を立てずに溶け始めていく








※本記事に掲載されている画像はすべてイメージです。モデルは20歳以上であり、演出・フィクションを含んでいます。