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妻を忘れて…後輩女子社員との一夜、何度も繋がった夜【妄想日記 紗季編】

※この物語はフィクションです。登場人物・団体・状況はすべて架空のものであり、実在の人物・団体・施設等とは一切関係ありません。
登場人物はすべて20歳以上の成人として描かれています。18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。

終電を逃した、ただそれだけのはずだった

「…終電、逃しちゃいましたね」

金曜日の夜。軽く飲み直しに入った2軒目のバーで、そんな言葉を聞いたのは、時計の針がもうすぐ0時を回る頃。

彼女――宮下紗季(みやした・さき)は、今年入社したばかりの新入社員。無邪気な笑顔と、どこか人懐っこい仕草で、社内でもひときわ目立っていた存在。

「タクシー呼ぶ?」

そう聞くと、彼女はふわっと笑って首を振った。

「うち、すぐ近くなんで…先輩、もしよかったら、シャワーだけなら貸してあげてもいいですよ?」

一瞬、心臓がドクンと音を立てた。
それは、社内では聞いたことのない、甘くて艶のある声やった。

ーーやめておけ。

頭のどこかで、理性が声を上げる。

俺には家庭がある。子どもはいないが、結婚して5年目の妻がいる。
だけど、目の前で潤んだ瞳を向けてくる紗季を見ていると、そんな現実が遠く霞んでいくような気がした。

彼女の部屋は、2件目のバーから少し歩いた住宅街のマンション。

ワンルームの小さな空間だけど、どこか居心地がよかった。
ドアを閉めた瞬間から、部屋の中はふたりきりの世界になる。

「…お水、入れますね。あと、シャワー、よかったら先にどうぞ」

そう言って振り返った紗季の姿に、思わず息を飲んだ。
すでに部屋着に着替えていた紗季……肩が大胆に開いたゆるいカットソー、短すぎるショートパンツ。
無造作に結んだ髪と、すっぴんの顔は、さっきまでの“後輩”とはまるで別人のように見えた。

言葉を失った俺に、彼女が小さく笑う。

「…そんなに見ないでくださいよ。部屋着、これしかなくて…」

理性の声が、どんどん小さくなる。
その代わりに、鼓動と、熱を帯びた欲望だけが膨らんでいった。

――俺は果たして我慢できるのか…

タオル1枚の誘惑、素肌の香りに溺れる

シャワーを借りるつもりだったのに、気がつけばソファに腰を下ろし、紗季と向き合って缶チューハイを飲んでいた。
ふとした拍子に彼女の膝が俺の太ももに触れるたび、心の中で警報が鳴る。
けれど、それを振り払うように、彼女は無邪気に笑った。

「先輩の奥さんって……優しそうですよね」

不意に飛び出したその言葉に、俺は息を呑んだ。
なんで、そんな話をいま…?
戸惑いを隠しながらも、俺は笑って返す。

「まぁ、うん。優しいよ。怒るとちょっと怖いけど」

すると、紗季がすっと顔を近づけてきた。
柔らかな息が、頬に触れる距離。

「奥さんがいても、こうして女の子の部屋に来ちゃうくらいには…スキがあるんですね」

その瞳が、少しだけ潤んで見えた。
からかってるのか、試してるのか、あるいは――本気なのか。
その答えを見つける前に、俺の方から彼女に触れてしまった。

細い肩に手を添え、恐る恐る唇を重ねる。
紗季は驚いたように目を見開いたけれど、次の瞬間、俺の背に手を回してきた。
拒む様子は一切なかった。

キスは、すぐに深くなっていった。
彼女の小さな舌が、探るように俺の口内に入り込んでくる。
無防備だったのは、部屋着だけやなかった。
心まで、こんなに開かれていたなんて――。

「…シャワー、先に浴びてもいいですか?」

ぽつりと漏れたその言葉に、俺は頷くことしかできなかった。

バスルームから流れるシャワーの音。
その間、彼女の部屋の香りを感じながら、俺はソファに身を沈めていた。
頭の中には、濡れた髪をかき上げる紗季の姿が浮かんで離れない。

しばらくして、扉がそっと開く。

「…あの、タオル、もう一枚そこからとってもらえます?」

扉の隙間から顔を出した紗季は、バスタオルを胸元に巻いただけの姿だった。
濡れた肌にしっとりとタオルが貼り付き、体のラインがしっかりと強調されて見える。

「…だめでしょ、それは」

自分でも聞き覚えのないような声が出た。
だけどもう、止まらなかった。

タオルを手に取って立ち上がり、紗季の前に立った俺は、まるで何かに突き動かされるように、彼女の肩を引き寄せた。
タオルが落ちる音がした。

視線を逸らすどころか、紗季はそっと目を閉じて、身を預けてくる。

抱きしめた彼女の身体は驚くほど熱くて、柔らかくて――
その夜、俺は何度も彼女の名前を呼びながら、自分でも引くほど彼女にのめり込んでいった。

妻のことも、家庭のことも、何もかもがどこか遠くに感じられた。

この一夜が、壊れる予兆だったとしても。

重なる感情、重なる唇…もうふたりは引き返せない

「……あの、もう、タオル……いりませんから」

小さく震える声でそう言った紗季の肩に、そっと手を添える。
濡れた髪が艶やかに光り、肌は上気してほんのり赤い。
目の前の彼女が、たったいま俺だけのものになろうとしている。
そう思った瞬間、喉の奥が乾いた。

「先輩、もっと…こっち来てください」

そのひとことに背中を押されるように、俺はベッドの上の布団に身体を滑り込ませた。
彼女の身体がすぐそこにある。距離なんて、もうなかった。

肌が触れ合うたび、彼女の呼吸が熱を帯びていく。
指先でなぞれば、わずかに身を震わせ、甘い声がこぼれる。
いつもの笑顔は影を潜め、かわりに現れたのは、純粋な欲望に染まる女の表情だった。

そして、ふと彼女が身体をくるりと返し、俺の上に跨るように腰を落とした。
柔らかな脚が肩にかかる。

「……お互いに、気持ちよくなれるって、この体位。お互いの局部をお互いで舐め合うって…」

上目づかいに囁かれ、彼女の吐息が下腹部にかかる。
同時に、俺の唇も、彼女の最も繊細な場所へと吸い寄せられていた。

重なり合う熱。
触れ合う唇と舌が、互いの奥を丁寧に探り合う。

彼女の吐息が震え、甘くくぐもった声が響くたび、俺の中の理性が溶けていく。
一度受け入れてしまったこの体位は、単なる快楽だけじゃなく、心までむき出しにするような危うさを孕んでいた。

「…先輩、なんか、すごい……」

紗季の声が、震えながらも確かに響いた。
俺も返事の代わりに、舌先でゆっくりと彼女をなぞる。
そのたびに彼女の腰が揺れ、シーツをきつく握る指が白くなっていく。

交差した体のなかで、お互いの欲望がむさぼるように交わっていく。
目が合わなくても、触れている場所のすべてが会話をしているようだった。

そして、彼女が震えながら身体を下ろし、ふたりはふたたび向かい合った。

「……壊れてもいいって、思ってるんです。今夜だけは」

その言葉に、俺は最後の理性すら失った。
繋がるたび、深くなる感情。
一度触れたその奥に、もう何も隠せない。

肌が、心が、交わるたびに、俺たちは堕ちていった。
夜が明けるまで、いくつもの体位と囁きと吐息が重なり、記憶に焼きついていった。

もう、戻れない。
それでも――この夜を選んでしまった。

※本記事に掲載されている画像はすべてイメージです。モデルは20歳以上であり、演出・フィクションを含んでいます。

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