※この物語はフィクションです。登場人物・団体・状況はすべて架空のものであり、実在の人物・団体・施設等とは一切関係ありません。
登場人物はすべて20歳以上の成人として描かれています。18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
無愛想な彼女と、秘密のボックス席

平日の午後、いつものカフェ。ひよりの姿を探していた僕に、代わりに近づいてきたのは、見覚えのないメイドだった。
金髪のショートボブ、眼鏡越しの視線は少し鋭くて、口元は常に仏頂面。けれど、その顔立ちは整っていて、何より、白と黒のクラシカルな制服が彼女の華奢な身体に妙に似合っていた。
その制服の上からでもわかる、控えめながらも美しいラインを描く胸元。こぶりなサイズなのに、形が整っていて、かすかに透けたレースのブラの輪郭が、いやでも視線を引き寄せる。
「——こっち、空いてます」
素っ気ない声でそう言いながら、彼女は僕を店の奥のボックス席へと案内する。例の、ひよりと過ごしたあの席だ。
席に腰を下ろすと、彼女も当たり前のように隣に座ってきた。
「いつも、あの子ばっかり指名してるんでしょ」
そう言って、ふと視線を上げる彼女。睨むでも、笑うでもない、けれどどこか含みのある目だった。
「今日は……私で、我慢できる?」
その一言に、思わず喉が鳴った。彼女は僕の反応を確かめるように、ゆっくりと脚を組み替える。スカートの隙間から覗いた太ももが、思いのほか白くて眩しかった。
「ねぇ……あんた、今、勃ってるでしょ?」
急に耳元で囁かれて、びくりと肩が跳ねる。彼女はその反応を楽しむように、小さく笑った。眼鏡の奥の瞳が、いたずらっぽく細められる。
「ふふ……そんなにカンタンに反応して……バカみたい」
その声色は冷たいのに、どこか誘うような甘さを含んでいた。
そして彼女は、スカートの奥にそっと手を滑らせる。
「ねぇ……見てて。恥ずかしいけど……我慢できないの」
太ももからファスナーへ…冷静な視線と焦らしの手

彼女の視線が一瞬だけ僕の下腹部に注がれた。
「そんなとこ……もう反応してるんだ?」
小さく吐き捨てるように言いながら、彼女は自分のスカートを両手で少しずつたくし上げる。 でもそれは、あからさまな誘惑というより、どこか挑発的で——自分の身体への自信がにじみ出ていた。
「見てるだけで、こんなに……ほんと、バカみたい」
太ももがゆっくりと露わになり、パンツの輪郭がかすかに浮かぶ位置までスカートが上がる。 そして彼女は、下着の上から自分の指をそっと滑らせた。
「ほら……私の指、濡れてきてる。どこ見てるのか、わかるよ」
自分の太ももをわざと開き気味にしながら、そのままパンツの布地の上をくちゅ、くちゅっと撫でまわす。
「……あんたに見られてるだけで、こんなになっちゃうんだから」
見せつけるような動きに、僕の息が詰まる。 視線を逸らそうとしても、彼女は意地悪く脚を組み直して、わざとより深く指を押しあてた。
「でも……触ってほしいなら、先に私が触ってあげよっか」
彼女の手が僕の太ももをなぞるように進み、そのままファスナーへと向かってくる。 金具を下ろす音がやけに大きく響いて——張り詰めたものが露わになると、彼女は口元を少しだけ緩めた。
「ふぅん……思ったより、すごいかも」
その一言に、僕の心臓が跳ねる。彼女の指がゆっくりとそこに触れた。
「……気持ちいいんでしょ? でも……すぐにはイかせてあげない」
やわらかな指先が、根元からゆるやかに撫で上げられていく。 先端を避けるように、じらすように、わざと強弱をつけて動かされる手の感触が、もどかしくて、甘い。
「焦らされるの……嫌いじゃないんでしょ?」
彼女の囁きは耳元に落ちるように響く。ふいに顔を寄せてきた彼女の唇が、僕の先端にふっと触れ——そう思った瞬間、温かな吐息だけを吹きかけてくる。
「ん、濡れてきた……でも、まだダメ」
そう言ってまた手だけを動かす。 今度はしっかりと全体を包み込み、ぬめるような指遣いで上下に扱いてくる。
「見て、私……さっきからずっと触ってるの、気づいてた?」
スカートの奥、自分の脚の間にそっと手を戻し、下着の隙間に指を潜り込ませる仕草を見せる。
「んっ……ほら、ほんとに濡れてる。あなたに見せながら、ひとりでしてるの……感じてるの、わかる?」
目の前で繰り広げられる淫靡な仕草に、僕の呼吸もどんどん荒くなる。
「イきたいの……? そんな顔して……かわいい」
その声とともに、彼女の手の動きが一気に加速する。 くちゅっという水音が混ざり、彼女の手に張りつめた熱が伝わっていく。
「ほら……もうちょっと……がまん、できる?」
彼女の唇がまた近づき、今度は吐息にくぐもった声で——
「次は……口で、してあげるから」
その囁きとともに、彼女は僕の膝にそっと頬を寄せてきた。 中途半端な刺激のまま焦らされてきた僕は、もう限界寸前だった——。
飲み込まれる悦びと、メイドの濡れた笑み

彼女の頬が僕の膝に触れると同時に、ぴたりと動きを止めた。 静かに息を吸い込む気配。次の瞬間、彼女はゆっくりと顔を上げて僕を見た。
「……ほんとに、してほしいの?」
眼鏡越しの視線が鋭くなる。けれどそこには、どこか揺れる熱のようなものもあった。
彼女は両手で自分の髪を耳にかけながら、前かがみに体を倒す。そして——
「……じゃあ、目を離さないで」
そのまま、僕の中心に唇をそっと落とす。
最初はほんの軽く、ちゅっと吸いつくようなキス。 そのあと、濡れた舌が先端に触れ、円を描くようにゆっくりと動き始める。
「……ん、あったかい」
彼女の小さな声が、張り詰めた空気を揺らす。 唇が、舌が、やさしく、時に執拗に、僕の欲望を包みこんでいく。
上唇と下唇の間で、ぬめるように滑らされる感触。 そして、時折ぴちゃっ、と音を立てながら、深く、また浅く——彼女の頭が前後に動くたびに、快感が突き上げる。
「ねぇ、すごい顔……そんなに感じてるの……?」
彼女は一度唇を離し、ぬるりとした音とともに、糸を引く唾液を舌で拭う。
「まだ……イっちゃだめ。もっと、感じて」
今度はさらに深く咥え込み、奥の方で唇をすぼめる。 くちゅ、じゅる、といやらしい音がボックス席に響き、僕は耐えきれず腰を浮かせそうになる。
彼女の片手は、僕の根元をしっかりと握って上下に滑らせる。ぬるぬると音を立てて扱かれる感触と、唇の吸いつきが同時に襲いかかる。
「ん……手でも、口でも……気持ちよくされるの、好きでしょ……?」
もう片方の手は、自分の脚の奥——まだ濡れたままの場所を強く押し当てるようにいじっている。
「んっ……んふ、わたしも……イきそう……でも……あんたが先ね」
その声が喉奥でくぐもっていて、それがまた異様に扇情的だった。
やがて、彼女の動きがぴたりと止まった。唇の中で先端を押し潰すように吸い上げ、舌で裏筋をなぞり——
「っ……だめ、もう……イくっ……!」
その一言がこぼれた瞬間、僕は限界を越えた。 びくん、と身体が跳ね、彼女の口の中にすべてが解き放たれる。
けれど彼女は、顔を離すことなくそのまま受け止めた。 喉を鳴らしながら、すべてを飲み込む。
「……あんたって、ほんと……すごい顔するんだね」
そう言って、眼鏡をくいっと上げながら笑う彼女。 その口元には、ほんのりと赤みが残っていた。
「また来てもいいけど……私の“お口”、クセにならないようにね?」
そう言って立ち上がる彼女のスカートの奥では、下着が濡れたまま、ほんのりと色づいていた——。
ボックス席のカーテンが揺れる。 彼女の名札に刻まれた名前が、最後に視界に映り込んだ。
そこには——
「なな」
その、少しだけ不機嫌そうな文字が、妙に可愛らしく見えた。
※本記事に掲載されている画像はすべてイメージです。モデルは20歳以上であり、演出・フィクションを含んでいます。