※この物語はフィクションです。登場人物・団体・状況はすべて架空のものであり、実在の人物・団体・施設等とは一切関係ありません。
登場人物はすべて20歳以上の成人として描かれています。18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
密着するたび高まる鼓動。朝の電車で始まった甘い違和感

毎朝、同じ時間、同じ車両。
都心へ向かう満員電車は、今日も例外なく身動きも取れないほどの混雑ぶりだった。
僕はというと、そんな押し潰されそうな車内で、わずかな空間を確保することに神経をすり減らしていた。
だが、その日だけは違った。
僕の前に、ほんのりラベンダーの香りをまとった女性が立っていた。
艶のある黒髪を後ろでまとめた姿、品のあるベージュのトレンチコートに細身のスーツ姿。
目をやると、足元にはパンプスと、うっすらと肌の色が透けるブラックのパンスト。
「あ……先輩、おはようございます」
よく見ると、見覚えのある顔があった。
後輩の黒崎 澪(くろさき みお)だった。新卒で僕の部署に配属されてから、もうすぐ1年になる。
真面目で素直、でもどこか人懐っこい彼女は、誰からも好かれる存在だ。
「おはよう。偶然だね、いつもこの電車なの?」
「はい、でも先輩と一緒になるの初めてですね…ふふ」
そんな会話を交わす間にも、車内の揺れは容赦なく僕たちの距離を詰めていく。
コートの下から、パンスト越しに伝わる太ももの弾力。
何度か腕や腰が触れ合うたび、僕の意識は否応なしにその感触へと引き寄せられていった。
「……大丈夫ですか? けっこう揺れますよね」
気遣うように僕を見上げた澪の声は、どこか甘く震えていた。
そして、ほんの少しだけ、彼女の身体が僕に寄り添う。
もしかして――いや、そんなわけない。
でも、澪の頬はうっすらと赤く染まり、その瞳にはわずかな潤みがあった。
ただの偶然にしては、出来すぎている。
そして僕は、その日を境に「通勤」という日常に、抗えない甘い罠が仕掛けられていたことを知る。
声を殺しながらも…澪の腰が語る本音

それは、ある雨の朝だった。
湿った空気のせいか、いつもより車内の熱気が濃く感じられる。
そして今日もまた、澪と同じ車両に乗り合わせた。いや、彼女の方から「この時間が一番混みますよね」と言っていたから、もしかすると――
「先輩、今日も混んでますね…」
いつもよりほんの少し近い距離。上品なアイボリーのチェスターコートの裾から覗くのは、透け感のある黒のパンストに包まれた足。
揺れに任せて距離が詰まるたび、彼女の腰が僕の下腹部にかすかに触れる。
無意識のようでいて、どこか意図を感じさせる絶妙な角度。
気づけば、僕の心拍はいつもより早くなっていた。
「……先輩って、朝から元気なんですね」
耳元でささやくように言った澪の声は、電車の揺れに紛れてかすかに聞こえた。
動けないふりをしたまま、彼女の腰が少しだけ押し返してくる。
そして、コートの内側からそっと伸びた彼女の指が、僕の手を自分のヒップへ導いた。
「……パンスト越し、気持ちいいんですよね」
その一言で、理性がふわりと溶けていく。
指の腹でなぞると、黒いパンストのナイロン越しに、むちりと弾むヒップの感触が伝わってきた。
柔らかくて、温かくて、ほんのり湿っている――まるで、吸い寄せられるような質感。
澪の太ももが僕の脚を締めつけるように押し寄せ、ほんのわずかに身体が揺れる。
その動きに合わせて、パンストのナイロン越しに指が滑り込んだ瞬間――
ぬちゅ……とろっ……
とろけるような熱と粘つきが、じんわりと指先に滲んできた。
車内の騒音にかき消されるほどの小さな音だったけれど、僕にははっきりと聞こえた。
「……あ……っ、先輩、そこ……だめ、なのに……っ」
澪が肩を震わせながら、僕の胸元にそっと顔を埋める。
唇を噛んで必死に堪えているけれど、喉から漏れる甘い吐息が、くすぐるように耳に触れた。
「……声……出そう……でも……ここで……」
小さく首を振る澪の頬は真っ赤に染まり、潤んだ瞳がちらりと僕を見上げた。
その顔は、困ったように微笑んでいるのに、どこか嬉しそうで――
あぁ、もう完全に、誘ってきてる。
「……先輩……それ、もう……指、入って……ますよね……?」
そうささやいた澪の声は、かすれた息混じりで、色を帯びていた。
うっとりと瞳を細め、眉をわずかに寄せながら、口元だけが笑っている。
指が一層深く沈み込むと、
「……んっ♡……あっ……揺れて……るのに……っ」
甘く震える喘ぎが、わずかにこぼれた。
あわてて口を手で覆う澪の指先が微かに震えている。
なのに、彼女の腰は僕に密着したまま、わずかに揺れ続けていた。
ぬちゅっ……くちゅ……
パンストのナイロン越しに響くその音は、もう隠しようもないほどに淫らで。
それでもふたりは、誰にも気づかれぬように、ただ音と熱だけで繋がっていた。
パンストを破いて「私から」…澪の決意

次の駅が近づいたころ、澪はふと僕の耳元に囁いた。
「……先輩、降りませんか。」
どういう意味かを問う余裕もなく、彼女は僕の袖をそっと引いた。
駅に滑り込む電車が減速し、扉が開くと同時に、 ふたりは人波に紛れるようにホームへ降り立った。
急ぐ足取りで改札を抜けると、澪は一言だけ囁いた。
「……あの、公園の奥……」
その先にあるのは、駅裏の小さな公園。 通勤時間には人通りが少なく、木々に囲まれた一角に、古びたトイレがひっそりと佇んでいた。
ふたりで個室に入り、鍵をかけると、澪は無言のまま僕の胸に顔を埋める。
「……もう、我慢できなかったんです」
潤んだ声が胸元で震える。 そのまま彼女はしゃがみこみ、ネクタイを引いて僕の腰元に顔を近づけると、 ゆっくりと熱に唇を寄せ、そっとくわえ込んだ。
柔らかな舌が、敏感な部分をなぞりながら、じんわりと刺激を与えてくる。
ぬるん……ちゅっ……くちゅ……
湿った音が、密室の空間に静かに響く。
「……先輩、いっぱい……溜まってましたよね」
愛おしそうに囁きながら、彼女の舌は繊細に動き続け、 やがて深く吸い上げるように口内に熱を受け入れた。
ぴゅっ……と軽い痙攣とともに、僕は一度果てた。
「……うふふ、でも……まだ、こんなに……」
頬を紅潮させながら、澪は再び僕の腰に手を添えると、 そのまま立ったまま、自分のタイトスカートを持ち上げ、 片足を軽く曲げてトイレの壁に寄せた。
「……今度は、わたしのほうから……」
そう言うと、澪はパンストの股布を指先でつまみ、ピリッ……と小さな音を立てて破いた。 ナイロンが裂けたその奥から、熱と湿り気を帯びた素肌があらわになる。
「……先輩のために……自分で、破っちゃいました……」
恥じらいの中にある決意のような視線。 澪は自らの手で僕の熱を導いて、脚を開いたまま、そっと身体を近づけた。
ぬちゅっ……ずぷっ……くちゅくちゅ……
「……んっ……ふぅ……っ、ああ……っ」
対面のまま、彼女は背中を壁につけ、両脚で僕の腰を挟み込んで、 浅く、そしてじわじわと腰を揺らすように動き出す。
「……先輩のこと……いっぱい感じたいんです……」
彼女の両手が僕の背中を撫でながら、脚の力を緩めたり締めたりして、 ゆっくりと内側を締めつけてくる。
「……もっと、奥まで……欲しいのに……ゆっくりなの、ずるい……」
唇が重なり、吐息が混ざるたび、身体の奥が熱くなっていく。
ぱちゅっ、ちゅぷっ……くちゅ……ずちゅっ……
ふたりの腰が互いを求めるようにすり合わされ、 小さな震えが脚の付け根から全身へ広がっていく。
「……先輩……わたし……もう……きちゃう……」
最後、彼女の内側がぎゅっと収縮し、 僕を深く包み込みながら、ひときわ大きく震えた。
「……んんっ、んぁっ……あっ、ああぁ……っ♡」
切なげに上ずった声が、こぼれ落ちるように響く。
「……んんっ……っ……すき……です……」
澪は僕の胸に顔をうずめ、静かに、でも確かに快感の余韻を抱きしめていた。
※本記事に掲載されている画像はすべてイメージです。モデルは20歳以上であり、演出・フィクションを含んでいます。