※この物語はフィクションです。登場人物・団体・状況はすべて架空のものであり、実在の人物・団体・施設等とは一切関係ありません。登場人物はすべて20歳以上の成人として描かれています。18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
チャイナドレスで挑む初日、揺れる心と黒タイツの誘惑

──チャイナドレス、着てみました……。
鏡に映る自分を見て、ひまりはそっと頬を染めた。 艶やかなチャイナドレス。 太ももに沿う黒タイツ、その奥に柔らかく丸いラインを隠して。
「わ、私……大丈夫かな……」
誰に聞かせるでもない、小さな独り言。
緊張で手が震える。 初めて施術ルームに入る日。
ドアを開けた瞬間、ひまりはすぐに感じた。
──お客様の視線が、自分に集中していることを。
あどけない笑顔の奥で、胸の奥がほんのり熱くなる。 この感覚は、何だろう。
「指名、入ったから……」 店長の声に背中を押され、ひまりはそっと膝を曲げてお辞儀をした。 スカートの深いスリットが、黒タイツの太ももをなぞるたび、心臓が跳ねる。
──大丈夫、大丈夫……。
でも、視線がスカートの奥を探るように感じたとき。
──なんで……こんなに、ドキドキするの……?
施術ルームにふたりきり。 静かに流れるアジアン音楽。
「こ、こちらにうつ伏せになってください……」
少し震える声でお願いすると、お客様は素直に応じた。 ひまりは黒タイツに包まれた自分の脚を意識しすぎて、目のやり場に困る。
背中にタオルをかけ、両手をそっと置いた瞬間──指先から伝わる熱に、びくりと身体が跳ねた。
(あったかい……)
そっと撫でるように手を動かす。 施術とは名ばかり、ただ触れているだけなのに。
お客様の肩越しに、ふと目が合った。 無防備な笑顔。 けれど、その瞳の奥には、別の光が宿っている気がして。
「……っ」
たまらず目を逸らす。
スカートの裾がふわりとめくれ、ひまりは慌てて押さえた。 その仕草すら、あどけなくも艶めいていて──
──こんな私でも……いいのかな……?
初めての施術。
でも、お客様が微笑みながら「ありがとう」と言ってくれたとき。
胸の奥が、じんわりと温かくなった。
──なんだか……嬉しい。
メンエスの本番、NGの伝え方

「ひまりちゃん、今日はロールプレイ研修ね」
施術室の隣にある控え室。 ひまりは、制服のまま小さく頷いた。
「ほんとはこの研修を終えてから店に出るんだけどね……ひまりちゃん、マッサージ店でバイトしてたって聞いたし、初日で指名も入っちゃったし、特別だからね」
「えっ、はい……すみません……」
ふわふわした声で謝るひまりに、店長は笑顔を見せながら椅子に座る。
「じゃ、やってみよっか」
ぎこちなく「いらっしゃいませ」と頭を下げる。 その流れで、店長がふと口にする。
「……あ、そうだ。ちゃんと、”本番NG”のときの伝え方も覚えておこうか」
「はい……あの……」
ひまりはおずおずと口を開いた。
「……お客さんに、『本番したい』って言われたら……ほんとに、やるスタッフさんって、いるんですか……?」
「………………」
店長の手が止まる。
「……ひまりちゃん、それ、興味あるの?」
「えっ……えっ!?ち、ちが……ただ、どうやって断るのかなって……」
店長は無言でペンを取り、メモ用紙に数字を書いた。 ──【1.5】
「……え?」
指でそれをトントンと示す。 次に、ジェスチャーで両手を口元に持っていく。そこから、指を曲げながら腰を押し出すような動き。
ひまりは思わず口を押さえる。
「そ、それって……」
でも、ふとした興味が勝ってしまい。
「……じ、じゃあ……私だったら……」
彼女は口に出さず、そっと自分の指を2本唇に当てる。 そして、恥ずかしそうに腰を揺らす──
店長の目が見開かれる。
「……ひまりちゃん……それって……」
「えっ……ちが……ちがうんです、練習、練習のつもりで……」
天然な無自覚。 でも、そこに漂う空気は、少しずつ現実の境界を曖昧にしていった──
「冗談だよっ」 店長が笑って言う。 「まさか本気にするなんてね」
ひまりは少しだけホッとしたように笑う。 でも、次の瞬間。
「……でも、今後のこともあるので……」
おずおずと、ひまりはまたジェスチャーを見せた。 指を唇に当て、口元で小さく円を描く。 そして、両手で腰をなぞるような仕草──
「……えっ……ひまりちゃん……?」
白紙のメモ用紙をそっと差し出す。
「……書いてもらえますか?」
赤らんだ頬、伏し目がちのまま。 その仕草は、どこか少女のようで。 でも、確かに──艶やかだった。
「覚えたいから」…自ら進む、ひまりの決断

店長が手にしたメモ用紙に、静かに何かを書き込む。
「……ほんとに、やってみるの?」
小さな声。冗談混じりのように笑う口元とは裏腹に、ひまりを見つめる眼差しは真剣だった。
ひまりは、小さくうなずく。
「……はい、今後のためにも……知っておきたいなって……」
メモを手渡されると、彼女はそれを両手でそっと受け取った。
指先が震える。 でも、それ以上に心の奥がじんわりと熱を持っていた。
「じゃあ、仮定のロールプレイね」
店長が立ち上がり、施術マットの端に腰を下ろす。 ひまりが隣に座ると、チャイナドレスのスカートが自然に開き、黒タイツ越しの太ももが柔らかく揺れた。
そっと手を伸ばし、店長の太ももに触れる。 そのまま、慎重に指を動かしながら、股間へと向かう。 タイツ越しの手のひらが、ゆっくりと熱を探る。
「……こう……ですか?」
聞こえるか聞こえないかの囁き。 指先が布越しにふくらみをなぞり、そこからさらに──ペ◯スへと。
彼女の指が、そっと温かくそこに触れる。
店長の息が少しだけ詰まる。
その反応を感じ取ると、ひまりは恥ずかしそうに微笑んだ。
「……あ、やっぱり……ちょっとだけ、こっちの方が……反応、あるんですね……」
そのまま、ゆっくりと両手で包み込み、指先で確かめるようにさする。
自然と店長の体がわずかに震える。 ひまりは目を伏せたまま、そっと顔を近づける。
「……じゃあ……口で、いきますね……?」
唇が触れる寸前、店長の指がひまりの髪を撫でる。
「……無理しなくていいよ」
ひまりはそっと首を振る。
「……大丈夫です……ちゃんと、覚えたいから……」
そのまま、柔らかな吐息と共に──彼女の唇が、静かに触れた。
チャイナドレスとタイツのまま──後戻りできない“実技”

──また指名が入りましたよ、と店長に声をかけられたのは3度目の出勤日だった。
施術ルームに入ると、そこには年上の落ち着いた雰囲気の男性。
「前回よかったからさ」と笑顔を見せるその視線に、ひまりは反射的にチャイナドレスの裾を押さえた。
いつも通りの流れでオイルを手に取り、背中に触れた瞬間。
「ねえ、ひまりちゃん──本番って、できる?」
静かに囁かれたその一言。 心臓が跳ねる。
「え、あの……わ、私は……そういうの、ちょっと……」
言葉を濁し、慌てて手を止めるひまりに、男性は黙って、ポケットから小さな紙を取り出した。 白紙のメモ──そこに、数字だけがひとつ。
──【5】
それが何を意味するのか、ひまりにはもうわかっていた。
(……こんなに……?)
少しの沈黙。
そして、静かに顔を上げ──ジェスチャーで伝えた。
指を唇にそっと当て、そして両手で腰のあたりをなぞるように軽く動かす。 それから、小さく自分の太ももを両手で抱えるようにしながら、すこしだけ膝を曲げた姿勢に。
「……」
口には出さなかったけれど、その仕草だけで充分だった。
頬は火照り、耳まで赤く染まっている。 視線は泳ぎ、瞳は伏せがち。 でも、断らなかった──
(……手コキ、オーラル、そして……立ちバック……)
自分の頭の中で、浮かび上がっていく“内容”。 口に出すには恥ずかしすぎて、でも伝えなきゃいけなくて。 だからこそ、ジェスチャーで。
──それを、今から“する”ってこと。
それがどういう意味なのか、ひまり自身もわかっていた。 でも、不思議と、身体が拒んでいなかった。
男性が微笑んで、立ち上がる。 ひまりもゆっくりと膝をつく。
指先がズボンの上から形を確かめ、優しくなぞる。 息が混じるように、ゆっくりと口元が動き始めた──
タイツ越しの太ももが微かに震え、押し殺した吐息が何度も空間に重なる。 口内に含んだ熱がじわじわと重くなり、唇の隙間から伝う音に、自分でも身体が反応してしまう。
そして、男性がひまりの腰を引き寄せるように立ち位置を変える。 スリットから指が忍び込み、黒タイツ越しに肌を探る。
その指が下着のラインをなぞると、ひまりの呼吸がひときわ大きく揺れた。
──これから、されるんだ……後ろから……。
下着をずらされる感触。 タイツの内側に忍び込んだ手が、布越しではなく直に肌に触れる瞬間。
彼の手が腰に添えられ、背後からぴたりと密着されると── 制服越しに感じる体温が、ますますひまりを内側からとろけさせていく。
「……や、優しく……お願いします……お店には、ぜったいナイショ……ですからね……」
声にならない吐息。 唇が震え、言葉より先に身体が応じてしまう。
彼の動きに合わせて、無意識に脚が開いてしまった自分に気づいたとき。
──もう、戻れない。
でも、どこかでそれを望んでいた。
制服のまま、タイツのまま。 あどけない表情を残したままの“わたし”が、 今、この瞬間だけは──
誰かのものになろうとしていた。

※本記事に掲載されている画像はすべてイメージです。モデルは20歳以上であり、演出・フィクションを含んでいます。