※この物語はフィクションです。登場人物・団体・状況はすべて架空のものであり、実在の人物・団体・施設等とは一切関係ありません。
登場人物はすべて20歳以上の成人として描かれています。18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
閉ざされた診察室に響く、沈黙と胸のざわめき

夕方の診察室。今日も窓からは、静かに西陽が差し込んでいた。
白衣のポケットに手を差し入れながら、美月は彼のカルテを何度も見返していた。
名前は、佐原悠真。
初診のときから、どこか他人に心を開かない雰囲気を纏っていたけれど、なぜか彼の言葉の端々に宿る寂しさが、美月の中のなにかを揺さぶる。
「眠れない日が続いていて……あと、ちょっと気分も沈みがちで」
落ち着いた声でそう言った彼の目は、どこか俯きがちで、触れたら壊れてしまいそうだった。
美月は席を立ち、カルテを閉じた。
脈を診るために彼の腕へと手を伸ばす。細くもなく太くもない、力を内に秘めた筋肉。
手首をそっと包みこむと、彼の身体が一瞬だけ揺れた気がした。
「少し、力抜いてくださいね……」
指先で脈拍を感じながら、視線は彼の表情にそっと向ける。
まぶたが、わずかに震えていた。
気づけば、美月の手は彼の前腕から肘へ、そして太ももへと自然に移動していた。
それが“診察の一環”でないことなど、自分自身が一番わかっている。
スラックスの上から、指先で彼の太ももをゆっくりとなぞる。
体温がじんわりと伝わってくるたびに、美月の中の理性が少しずつ溶けていく。
ふとももの内側へと指を這わせると、佐原はわずかに息を吸い込んだ。
耳まで赤く染まっていくのを見て、美月は静かに微笑む。
「……緊張、してるんですね」
彼が言葉を失っている間にも、指先は迷いなく股間のあたりへと進む。
そこには、はっきりとした膨らみがあった。
ふと、美月は自分の中の“医師”という立場を、今だけどこかへ置いてしまう。
ゆっくりと指を下ろし、彼のズボンのジッパーに指先をかけた。
シャリ、と音を立てて、金属が降りる。
その瞬間、空気の密度が変わった気がした。
佐原は何も言わなかった。ただ、ゆっくりと目を閉じ、息を深く吐いた。
まるで、それがずっと待ち望んでいたことのように──。
白衣の下で乱れる鼓動、口づけと吐息が重なるとき

ズボンの奥に潜らせた指先が、彼の熱をゆっくりと包みこむ。
その硬さと大きさに、美月は自分の胸の奥で何かが疼くのを感じた。
「……緊張、してますね。でも、大丈夫」
囁くような声でそう言いながら、美月は掌をゆっくりと動かす。
滑らかな動きの中に、微細な圧を加えながら、彼の反応を確かめるように。
佐原は無言のまま、唇をわずかに開き、荒い吐息を洩らす。
目を細め、何かを堪えるようなその表情に、美月の指先も自然と熱を帯びていった。
「……こんなふうに、触れたのは初めてかもしれません」
自分でも信じられない言葉が口をついて出る。
そのまま、片手は彼を扱い続けながら、もう片方の手で自分の胸元に手を伸ばす。
白衣のボタンを外し、シャツの合わせをほどく。
涼やかな空気がインナー越しに素肌を撫で、思わず肩が震えた。
視線を感じ、美月は彼の目と真正面から向き合う。
その瞬間、佐原がゆっくりと口を開いた。
「……先生、触れてもいいですよね?」
たった一言。でも、それだけで充分だった。
言葉の重みと熱が、美月の理性をゆっくりと溶かしていく。
佐原の手が胸元に伸び、インナー越しにふくらみを包み込む。
ストラップが滑り落ち、乳首の輪郭に舌が触れると、美月は喉を鳴らして小さな声を洩らした。
胸を愛撫されながらも、下腹部では彼の熱が膨れあがっているのを感じる。
その脈動と硬さに、美月は自然と身をかがめた。
顔を近づけ、息がかかる距離に。
そっと唇を触れさせ、舌先でゆっくりと輪郭をなぞると、彼の身体がぴくんと跳ねた。
ぬる、と舌が表面を滑り、つ、と筋を描くように先端をなぞる。
ちゅ、くちゅっ……と湿った音を立てて口に含み、唾液が絡むたびに、彼の身体が震える。
手で根元を軽く握り、口内の温もりと一体で包み込むように──。
ぬちゅ、ちゅぽっ……また深く吸い込み、小さく音を立てて離す。
快感に耐える彼の姿を見て、美月の肩がわずかに震えた。
気づけば、太ももがきゅっと締まっていた──。
壁際の密着からベッドへ──欲望に導かれた結末

舌の感触とぬくもりが離れたあと、ふたりの間には、しばしの沈黙が流れた。
その沈黙さえも愛おしいように、美月はそっと視線を上げる。
見下ろす佐原の目が、熱を帯びながらも、どこか優しかった。
ゆっくりと彼の手が背中へと回され、抱きしめられる。
そのまま、後ろから身体を重ねるように、美月の腰へと手が伸び──。
立ったまま、壁際に寄りかかる姿勢。自然と、美月の身体が彼に預けられていく。
ぴたりと密着した熱。
吐息が首筋にかかり、ぞくりとした震えが背骨を這い上がる。
「そんな……立ったままなんて……」
息を漏らしながらも、止めることはできなかった。
腰を掴まれたまま、奥深くへと入ってくる感覚。
ぬちゅ、ぱちゅっ……と密やかな音が室内に微かに響き、美月は唇を噛んで声を抑えた。
「んっ……あっ……だめ……そんなに……」
恥じらいと快感が混ざり合う。だが、その奥ではもっと深い欲が目を覚ましかけていた。
目尻がとろりと下がり、白衣の裾が揺れる。美月の身体は、自然と彼の動きに合わせて腰を押し返していた。
「お願い……もっと強くして……」そう言わんばかりに、無意識に震えた声が洩れる。
彼の手をとり、その指先を自分の口元へと導く。ちゅ、ちゅう、と艶やかに舐めてから、そっと自分の胸元へ押し当てた。
「ここ……触れて、あなたの手で」
瞳を潤ませながら微笑むその顔には、女医としての理性も、冷静さも、もうなかった。
彼に押しつけられるたびに、スカートの奥で熱がぐちゅぐちゅと粘りつく音を立て、美月はつま先を立てて快感を深く迎えにいく。
背後からの刺激に、胸元の愛撫が加わり、腰は止まらなくなっていた──。
やがて、彼の腕がそっと身体を支え、ふたりは隣室の診察用ベッドへと移動する。
ベッドの上、仰向けになった美月の胸が上下に揺れていた。
白衣は脱がれ、インナーもブラもずらされ、うっすらと汗ばんだ肌が淡い光に照らされている。
佐原が彼女の脚の間にゆっくりと入り込む。
正面から見つめ合い、唇がふたたび重なる。
ぬるり、と熱がひとつに溶けあっていく。
「……気持ちいい……すごく……」
美月の声がかすれ、胸元に爪が立つ。
腰が深く沈みこむたびに、ベッドの軋む音がリズムを刻む。
彼の動きがだんだんと激しくなり、押し寄せる熱に、美月は身体を捩らせながら快感に堕ちていった。
「あっ……そこ……んぁっ……深いの……っ、んんっ……だめっ、そんな激しく……!」
ぱちゅっ、ぱちゅっ……ぬちゃ、ぬちゅ……
熱を帯びた音がベッドの上で重なり、ふたりの身体は汗ばみながらリズムを刻む。
美月の脚が佐原の腰に絡みつき、快感を逃すまいと自然と締めつけていく。
胸は震え、乳首はぴんと立ち、潤んだ目で彼を見つめるその顔は、もはや理性という名の仮面を完全に捨て去っていた。
濡れた声が、ほとばしる熱を誘うように揺れた。
「……もう我慢しないで……奥まで……っ、ぐちゅぐちゅの中に……ぜんぶ……きて……お願い……っ」 その瞬間、佐原の動きがぴたりと止まり、ぐっと深く突き上げる。
美月の身体がびくんと跳ね、同時に甘い叫びが室内に弾けた──。
※本記事に掲載されている画像はすべてイメージです。モデルは20歳以上であり、演出・フィクションを含んでいます。